今年度の「たしなみの会」スタート!

04.09

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今年度の「たしなみの会」が4月6日、始まりました。

「たしなみの会」は、香、茶、花、大和歌や書など日本文化の「文」の世界を学ぶ会で、年4回東京で開かれています。

大和古流が継承してきた千年の文化の一端を体験できる貴重な場で、日本の文化の奥深さを感じながらその魅力に圧倒されるひとときです。この日は朝は雨が降り、日中も晴れたり曇ったりと変わりやすいお天気でしたが、会場の庭の枝垂れ桜が満開。弥勒桜も咲き始めていました。

まずは桜にまつわる香を聞きつつ、謡も聴かせていただきました。

今回は茶席の棚物に「紹鷗棚」。千利休の師・武野紹鷗好みの棚です。武野紹鷗(1502年~1555年)といえば、当時の最高峰の文化人、三条西実隆に師事して和歌を学んでいます。この教養が唐物ばかりの道具組みだった茶の湯の世界に日本的な要素を取り入れ、村田珠光の茶の湯の世界を一歩先へ進めたのだそうです。近年の禅ブーム、また今年は栄西遠忌800年とあって日本の茶文化の原点を考えさせられる機会が多い昨今ですが、大和古流の茶に触れますと、その茶文化の深い魅力に引き込まれ、ますます日本文化の底力を感じずにはいられないのです。

実は卯月のこの会、いつもに増して豪華でして、尺八奏者でもある聖武次期当主らによる演奏もあるのです。今回の演目は邦楽の中でも代表的な「六段の調」と「春の海」。「六段の調」は、江戸時代1650年ごろの八橋検校の作曲。一方「春の海」は昭和2年、宮城道雄による作曲です。特に「春の海」では早朝から春の海に漕ぎ出す始まり部分から、波しぶきやさざなみを豊かに表現した琴の音色に心を揺さぶられました。まさしく琴線に触れたひととき。瀬戸内海を漂いながら、いつしか花の海へと誘われていきました。

眼から、耳から、鼻から、全身から、そして脳から。。。日本文化三昧の会です。日本文化はすべてつながっており、それを関連付けて学べるのは、大和古流の世界ならではです。長い歴史の中で育まれ、受け継がれてきた古風、古典があるからこそ、新しいものを創り出していけるのだと、実感します。

大和古流への入口にまずは、友常当主の著書をおすすめします。

 

 

 

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