『君が代』の真実

 
『君が代』は、九州では、古来、「磐長比売神仰」を褒め称えた讃歌であると伝えられています。筑紫国(七世紀末まで存在)の古伝の継承です。その真偽は、現代知る術もありません。しかし、もともと、『神歌』であったからこそ、その霊力は甚大で代々歌い継がれてきたのでしょう。この辺りの事は、「古事記」を始めとする神話を紐解かねばなりませんが、まずは、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が降臨されて、コノハナサクヤヒメをみそめられた折の物語から始まります。また、熊襲・隼人という民族問題もよく見極めなくてはなりません。ここでは、日本武尊が、登場します。そして、大化前代に蟠踞した「筑紫の君」の歴史的理解を深めないとよく見えてこない部分もあります。真に、「古今和歌集」の撰者である紀貫之の心の底に如何なる思いがあって、「君が代」の原歌を、賀歌の筆頭歌としたのか真に興味深いものを感じます。彼は知っていたのです。

『木花之佐久夜毘売』へ



「古今和歌集」では、「わがきみは…」で始まるこの歌が、出雲寺敬和氏著「古歌の真髄」の附録にある「白鶴帖」に載する朗詠集断簡、そして、和漢朗詠集古祥堂文庫所蔵古鈔本に、「君が代は…」で始まる歌として伝えられています。宮内庁古写本も「君が代は…」で始まっている事は有名です。そして、平成十一年、『君が代』は、国歌と法定されました。当家には、細川三斎公の筆になる「君が代は…」の軸が、伝来しています。江戸時代初期における古今伝授の様子を示す重要な一軸です。また、印は、ローマ字で、【TADAOKI】となっています。

現存するこの歌の形は七通りです。

  1. 我が君はちよにましませさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで
  2. わがきみはちよにましませさざれ石のいはほとなりてこけむすまでに
  3. 我が君はちよにやちよにさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで
  4. 君が代はちよにやちよにさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで
  5. 君が代はちよにやちよをさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで
  6. わが君はちよにやちよをさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで
  7. 君が代はちよにやちよをかさねつついはほとなりて苔のむすまで

 実は、当家では、この読み人知らずの歌の、読み人まで言い伝えられています。まことに大和古流とは、とんでもない日本文化の宝庫です。



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